Linux にインストールする

Linux でエージェントを動かす方法は 2 つあります。マシンと一緒に起動するシステムサービスとして 動かすか、自分で起動する普通のプロセスとして動かすかです。同じアーカイブでどちらも行えます。

アーカイブを選ぶ

アーカイブ対象
filemote-<バージョン>-linux-x64.tar.gz一般的な PC とサーバー
filemote-<バージョン>-linux-arm64.tar.gzRaspberry Pi 4/5、AWS Graviton、Oracle Ampere

どちらも 1 つのフォルダーに展開され、その中に FilemoteAgent、FilemoteCli、install.sh、 apply-update.sh、空の app_settings.json、AiService ディレクトリが入っています。

アーカイブは Windows 上で作られており Unix の実行ビットを持たないため、chmod +x が常に最初の 一歩です。バイナリ自体は自己完結型なのでエージェントに .NET のインストールは不要ですが、 インストールスクリプトは AI を含む完全な環境を整えるため、いずれにせよ .NET を用意します。

サービスとしてインストールする(root が必要)

tar xzf filemote-<バージョン>-linux-x64.tar.gz
cd filemote-<バージョン>-linux-x64
chmod +x install.sh
sudo ./install.sh

このスクリプトは次のことを行います:

  • パッケージマネージャー(apt、dnf、yum、zypper、pacman)を検出し、どれも認識できない場合は中止 せず警告します;
  • .NET 8 ランタイムをインストールします。Debian と Ubuntu では Microsoft のパッケージフィードを 追加し、パッケージ経由が失敗した場合は Microsoft の dotnet-install.sh に切り替えます;
  • 3.10 より新しい Python が無ければ新しいものをインストールします——apt、dnf、zypper では明示的に 3.12 を、yum と pacman ではディストリビューションが現行とみなすものを入れます——これも失敗した 場合は、インストール全体を諦めるのではなく AI サービスを無効にして続行します;
  • エージェントを AI サービスと更新ヘルパーごと /opt/filemote にコピーします;
  • filemote-agent systemd ユニットを作成します。

このユニットは root ではなくあなたのユーザーとして動作し、失敗後 5 秒で再起動し、メモリ 8 GB ・CPU 80% を上限とし、journald にログを出します。

ユニットは有効化されますが起動はされません。 有効化とは再起動後に立ち上がるという意味で、 入れたばかりの状態では inactive (dead) のままです。起動するのは次の手順で設定を済ませてからに してください。

サービスが実際に読むファイルを設定する

最初のインストールで最もつまずくのがここです。FilemoteCli は /opt/filemote にコピーされ ませんし、既定では自身のバイナリの隣に app_settings.json を書き込みます。展開したアーカイブ から直接実行すると、サービスが決して読まないファイルを設定することになります——しかもどこにも エラーは出ません。サービスから見れば、単にまだ認証情報が無いだけだからです。

サービス自身のファイルを指定してください:

sudo ./FilemoteCli --config /opt/filemote/app_settings.json

[2] Pair with a code を選び、ウェブサイトのコードを貼り付け、[7] Save and exit を選び ます——詳しい流れは デバイスをアカウントに接続するにあります。その後サービスを 起動します:

sudo systemctl start filemote-agent
sudo systemctl status filemote-agent

root 無しでインストールする

共有ホストやコンテナでは、スクリプトを完全に省略できます:

tar xzf filemote-<バージョン>-linux-x64.tar.gz
cd filemote-<バージョン>-linux-x64
chmod +x FilemoteCli FilemoteAgent
./FilemoteCli      # 設定してペアリングする
./FilemoteAgent    # 実行する

再起動後は何も立ち上がらず AI の依存関係も用意されませんが、ファイルへのアクセスはまったく同じ ように動きます。セッションが終わってもエージェントを動かし続けたい場合は、tmux、screen、 あるいはユーザー単位の systemd ユニットの下で実行してください。

スクリプトのオプション

オプション効果
--no-aiAI サービスを完全に省略——Python も依存関係も入れません
--no-autostartファイルは入れるが systemd ユニットは作らない
--prefix /path/opt/filemote 以外の場所にインストールする
--model <id>主要な AI モデルをあらかじめ選んでおく
--device cpu|gpu|autoAI の計算デバイス
--gpuGPU 対応で AI エンジンをビルドする
--hf-token <token>Hugging Face のトークン。利用申請が必要なモデル用

モデル・デバイス・トークンの各オプションは、既にある設定を壊さずに app_settings.json へ統合 されるため、スクリプトを再実行してもあなたの設定は取り消されません。認識できないオプションは警告 のうえ無視されます。

Linux での AI

--gpu を付けない場合、AI エンジンはビルド済みの CPU 用パッケージとして入ります。--gpu を 付けるとソースからコンパイルされ——nvidia-smi があれば CUDA、無ければ Vulkan で——そのため コンパイラーと CMake が先にインストールされ、この手順には数分かかります。

メモリが 8 GB 未満の Raspberry Pi では --no-ai でインストールしてください。

ログとサービス操作

sudo systemctl start filemote-agent      # 今すぐ起動
sudo systemctl status filemote-agent     # 動いているか
sudo journalctl -u filemote-agent -f     # ログを追う

デバイスがいつまでもオンラインにならない場合は、 デバイスがオフラインと表示されるを順に確認して ください。

名称変更前のインストールからのアップグレード

マシンに古い rfm-agent サービスが残っている場合、スクリプトはそれを停止・無効化してユニットを 削除し——同じアカウントを 2 つのエージェントが奪い合っても誰の得にもなりません——設定と ダウンロード済みの AI モデルを /opt/rfm から新しい配置先へ移します。古いディレクトリは、あなたが 納得してから削除できるよう残されます。

2026-07-31 に更新

解決しない場合はサポートへ